塾と習い事は両立できる?小学生の学年別の目安と無理なく続けるコツ

塾と習い事は両立できる?小学生の学年別の目安と無理なく続けるコツ

「習い事は続けさせたいけれど、そろそろ塾にも通わせたい」と考える保護者は多いのではないでしょうか。

一方で「予定が詰まりすぎて子どもが疲れている」「送迎が回らない」といった悩みもよく聞かれます。

塾と習い事の両立は、学年や中学受験の有無、通い方の工夫しだいで難しさが大きく変わるのが実情です。

この記事では、小学生が塾と習い事を両立できるのかを、学年ごとの目安とあわせて解説します。

両立のコツや習い事をやめるか迷ったときの判断基準、送迎のいらないオンライン塾という選択肢も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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目次

小学生の塾と習い事は両立できる?学年と中学受験で変わる目安

小学生の塾と習い事の両立の目安を学年別に示したイメージ

塾と習い事を両立できるかどうかは、子どもの学年と、中学受験をするかどうかによって大きく変わります。

低学年のうちは放課後の時間にゆとりがあり、習い事を中心にした生活でも塾を無理なく組み込めるでしょう。

一方、学年が上がるにつれて学校の授業時間が増え、塾の授業や宿題の量も多くなっていきます。

特に中学受験をする家庭では、高学年で通塾日数が増えるため、習い事との時間の取り合いが起こりやすいのが一般的です。

今の学年だけでなく、数年先にどのくらいの時間が必要になるかを見通しておくと、習い事の続け方も考えやすくなります。

これから習い事を選ぶ家庭は、子供に人気の習い事ランキングで、ほかの家庭がどんな習い事を選んでいるかも確かめてみてください。

学年ごとの両立の目安は、以下の表の通りです。

学年両立のしやすさポイント
低学年(1〜2年生)両立しやすい習い事が中心。塾は学習習慣づくりが目的のことが多い
中学年(3〜4年生)工夫すれば両立できる中学受験をするなら塾の比重が上がり始める
高学年(5〜6年生)見直しが必要になりやすい中学受験をする場合は通塾日数や宿題が増える

それぞれの時期の特徴と、中学受験の有無による違いを順に解説します。

低学年(1〜2年生)は習い事が中心でも塾と両立しやすい

低学年は学校の授業が早く終わり、放課後の時間に比較的ゆとりがあります。

宿題の量もまだ多くないため、複数の習い事を掛け持ちしている家庭も珍しくないでしょう。

この時期に塾を利用する目的は、受験対策よりも学習習慣づくりや学校の授業の復習が中心です。

週に1回、短い時間だけ通う形なら、今の習い事を減らさずに始めやすいといえます。

ただし、低学年の子どもは体力も集中力もまだ発達の途中です。

予定を詰め込みすぎると、楽しかったはずの習い事まで「やらされるもの」に変わってしまうおそれがあります。

友だちとの遊びや習い事を通して育つ非認知能力は、この時期にこそ大切にしたい力です。

平日のうち1日は何も予定を入れない日をつくるなど、遊びや休息の時間も意識して残しておきましょう。

子どもが本当に楽しんでいる習い事を見極めておけば、後で塾の比重が増えたときに、何を残すかを決める手がかりになります。

中学年(3〜4年生)は曜日の組み方しだいで塾と両立できる

中学年になると、学校の授業時間が増え、学習内容も少しずつ難しくなっていきます。

特に中学受験を考えている家庭では、この時期から塾選びが本格的に始まるでしょう。

一般的に、中学受験向けの進学塾の多くは3年生の2月(新4年生)から本格的なカリキュラムが始まります。

そのため、3年生の後半から4年生にかけて、塾と習い事の曜日の調整に悩む家庭が増えてくるでしょう。

とはいえ、4年生までは通塾日数がまだ少なめで、習い事を続けながら塾に通う子どもも多い時期です。

大切なのは、塾の曜日と習い事の曜日が重ならないよう、早めに予定を組み立てておくことでしょう。

習い事の振替制度や、塾の曜日の選択肢も確認しておくと安心です。

中学受験をしない場合は、補習塾や、自宅で受けられる小学生向けのオンライン塾を組み合わせる方法もあります。

家庭の方針に合わせて、塾に使う時間を決めていきましょう。

高学年(5〜6年生)は中学受験をするなら習い事の見直しを

高学年になると、中学受験をする場合は塾の授業日数や時間が大きく増えていきます。

塾で出される宿題の量も多くなるため、家庭学習の時間を確保するのが難しくなるでしょう。

このため、5年生前後で習い事の数や回数を見直す家庭が多い傾向にあります。

すべての習い事をやめる必要はありませんが、どれを続けてどれを休むかを家族で話し合っておくことが大切です。

一方で、中学受験をしない家庭では、高学年でも習い事と塾を無理なく両立しやすいといえます。

中学校の学習に向けた先取りや苦手科目の補強が目的なら、中学生向けのオンライン塾のように進学後も続けられるサービスを早めに試してみるのもよいでしょう。

どちらの場合も、子どもの疲れ具合や成績の変化を見ながら、学期ごとに予定を点検していくのがおすすめです。

高学年は自分の意見をはっきり持ち始める時期でもあるため、子どもの気持ちも聞きながら、続けるものを一緒に選んでいきましょう。

中学受験をするかどうかで塾と習い事の両立の難しさは変わる

中学受験をする場合としない場合の塾と習い事の両立のしやすさの比較図

塾と習い事を両立できるかどうかは、学年以上に「中学受験をするかどうか」で大きく変わります。

中学受験をする場合、塾は学校の授業より先の内容や入試問題の演習を扱うため、授業時間も宿題も多くなりがちです。

特に5・6年生では、平日の夕方に加えて週末にも授業や模試が入ることがあります。

習い事の時間を確保するには、早い段階から優先順位を決めておく必要があるでしょう。

一方、中学受験をしない場合の塾は、学校の授業の復習や定期的な学習習慣づくりが中心です。

通う日数も受験向けの塾より少なめのことが多く、習い事と両立しやすい傾向にあります。

まだ受験するか決めていない家庭は、小学生向けのタブレット学習教材などで、まず家庭学習の習慣をつけておくとよいでしょう。

受験を決めた段階で塾の比重を上げていく流れなら、習い事を急にやめる必要もありません。

塾と習い事の両立を難しくする4つの負担

塾と習い事の両立を難しくする4つの負担(送迎・時間不足・疲れと睡眠不足・費用)

塾と習い事の両立がうまくいかなくなる背景には、多くの家庭に共通する負担があります。

塾に通い始めると、授業の時間だけでなく、移動や宿題、復習の時間も必要になるでしょう。

習い事も同じように、レッスンの時間に加えて送迎や家での練習の時間がかかります。

こうした時間が少しずつ積み重なると、子どもの体力にも、保護者の送迎や家計にも負担がかかってくるものです。

両立に悩んだときは、どの負担が一番大きいのかを見極めることが、予定を見直す近道になります。

例えば送迎がネックなら、自宅で受けられる小学生向けのオンライン塾を選ぶだけで解決することもあるでしょう。

主な負担は以下の4つです。

それぞれの負担の中身と、家庭で確かめておきたい点を解説します。

塾と習い事の曜日や時間が重なり、送迎の負担が大きくなる

塾と習い事の両立で最初にぶつかりやすいのが、曜日や時間の重なりです。

集団指導の塾はクラスごとに曜日と時間が決まっているため、習い事の予定と重なると、どちらかを動かさなければなりません。

さらに、小学生のうちは送迎が必要になる場面が少なくないでしょう。

共働きの家庭では、塾と習い事の送迎が重なると、保護者の負担が一気に大きくなります。

塾と習い事の場所が離れていると、移動だけで夕方の時間がつぶれてしまうことも。

送迎のために夕食の時間が遅くなり、生活リズム全体が崩れてしまうケースもあります。

両立を考えるときは、曜日だけでなく、移動時間や送迎の担当まで含めて検討することが大切です。

子どもが1人で通う日がある場合は、子供GPSで居場所を確かめられるようにしておく家庭もあります。

祖父母や送迎サービスなど、保護者以外に頼れる手段があるかも確かめておくと安心です。

学校と塾の宿題や復習、習い事の練習の時間が足りなくなる

塾に通い始めると、学校の宿題に加えて塾の宿題や復習も必要になります。

習い事の日は帰宅が遅くなるため、その日のうちに宿題を終えられないこともあるでしょう。

宿題がたまると、週末にまとめて片づけることになり、休息の時間まで削られてしまいます。

塾は授業を受けるだけでなく、家で復習してはじめて力がつくものです。

復習の時間が取れない状態が続くと、塾に通っているのに成績が伸びないという悩みにつながります。

習い事の練習が必要な場合は、さらに時間が足りなくなりがちです。

ピアノなどの楽器や、検定を目指すそろばん・英語などは、家での練習も欠かせません。

両立を考えるときは、通う時間だけでなく、家で取り組む時間も含めて1週間の予定を見積もることが大切です。

塾の宿題の量は入塾前の説明会や体験授業で確認できるので、事前に聞いておきましょう。

予定の詰め込みで子どもに疲れがたまり、睡眠時間が削られる

予定が詰まりすぎると、子どもに疲れがたまり、睡眠時間が削られてしまうことがあります。

厚生労働省の睡眠ガイドで示されている、小学生の睡眠時間の目安は以下の通りです。

小学生は9〜12時間、中学・高校生は8〜10時間を参考に睡眠時間を確保する。

厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」

塾が夜遅くまである日や、習い事の後に宿題をする日は、どうしても寝る時間が遅くなるでしょう。

特にダンスや水泳など体を動かす習い事の日は、子どもは思っている以上に体力を消耗しているはずです。

睡眠不足が続くと、日中の集中力が落ち、塾や学校の授業にも身が入らなくなります。

朝起きられない、学校で眠そうにしているといった様子が見られたら、予定を見直すサインと考えましょう。

両立のためには、まず寝る時間を決め、そこから逆算して1日の予定を組み立てることが大切です。

寝る時間を守れない日が多いようなら、塾か習い事のどちらかの回数を減らすことも検討してください。

塾と習い事を合わせた1年間の費用が家計の負担になりやすい

塾と習い事を両立させる場合、費用の負担も無視できません。

文部科学省の調査によると、公立小学校に通う子ども1人あたりの学校外活動費は、年間で約25.6万円でした。

このうち、学習塾や家庭教師などの補助学習費は約11.2万円で、残りが習い事などの費用にあたります。

学校外活動費を見ると、公立・私立小学校ともに、「補助学習費」(自宅学習や学習塾・家庭教師などの経費)の支出が最も多い。

文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」

中学受験をする場合は、高学年になるにつれて塾の費用がさらに増えるのが一般的です。

月謝だけでなく、教材費や講習費、模試の費用、交通費なども含めて考えておく必要があるでしょう。

習い事でも、発表会や大会、検定の費用が別にかかるケースは少なくありません。

子供に人気の習い事ランキングも参考に、1年間でかかる費用を書き出してみると、家計に無理のない組み合わせが判断しやすくなります。

塾と習い事を無理なく両立させるための5つのコツ

塾と習い事を無理なく両立させるための5つのコツ

塾と習い事を無理なく両立させるには、予定の組み方と通い方の工夫が欠かせません。

両立がうまくいっている家庭は、子どもの頑張りだけに頼るのではなく、1週間の時間の使い方そのものを見直しています。

予定を書き出して余裕のある日とない日を把握し、休む日や移動の少ない組み合わせを意識して選んでいるのが特徴です。

また、急な予定の変更に備えて、振替がしやすい塾や習い事を選んでおくことも大切でしょう。

曜日を自由に選びたい場合は、オンライン家庭教師のように授業の日時を相談して決められる学び方もあります。

両立のコツは以下の通りです。

どれもすぐに始められる工夫なので、取り入れやすいものから試してみてください。

1週間の予定を書き出して、家族みんなで「見える化」する

塾と習い事を両立する1週間の予定の見える化の例

両立の第一歩は、1週間の予定を書き出して、家族全員で見える状態にすることです。

塾や習い事の曜日だけでなく、移動時間、宿題の時間、寝る時間まで書き込んでみましょう。

例えば、4年生で塾と2つの習い事を両立する場合の組み方の例は、以下の通りです。

曜日放課後の予定家での学習
月塾塾の宿題
火水泳学校の宿題
水なし(休息日)学校の宿題・塾の復習
木塾塾の宿題
金ピアノ学校の宿題・ピアノの練習
土塾のテスト・自由時間1週間の復習
日家族の時間翌週の準備

予定を書き出すと、宿題をする時間がない日や、疲れがたまりやすい曜日が一目で分かります。

急な時間の変更を子どもと連絡し合うために、キッズ携帯を持たせておくのも一つの方法です。

予定表は一度つくって終わりにせず、学期の初めや習い事の曜日が変わったタイミングで見直してください。

塾も習い事も入れない「休息日」を平日に週1日はつくる

塾と習い事の予定で1週間が埋まってしまうと、子どもが息抜きをする時間がなくなります。

平日のうち少なくとも1日は、塾も習い事も入れない「休息日」をつくるのがおすすめです。

休息日は、友だちと遊んだり、家でゆっくり過ごしたりする時間にあてましょう。

たまった宿題や塾の復習を片づける日として使えるのも、休息日の利点です。

何もしない時間は、一見むだに思えるかもしれません。

しかし、自由な遊びの時間は、意欲や粘り強さといった非認知能力を育てる機会にもなります。

休息日があることで、次の日からの塾や習い事にも前向きに取り組めるでしょう。

予定を組むときは、空いている日にとりあえず何かを入れるのではなく、休む日を先に決めておくことがポイントです。

休息日を守れない状態が続くようなら、予定が多すぎるサインと考えて見直しましょう。

自宅や学校から近く、移動時間が少ない組み合わせを選ぶ

両立のしやすさは、塾や習い事の場所によっても大きく変わります。

自宅や学校から近い場所を選べば、移動にかかる時間と送迎の負担を減らせるでしょう。

塾と習い事の場所が近ければ、習い事の後にそのまま塾へ移動することも可能です。

反対に、塾と習い事が離れた場所にあると、移動だけで1日の自由時間が減ってしまいます。

今通っている習い事の場所を基準に、近くの塾を探してみるのも一つの方法です。

最近は、学校や学童の中で開かれている習い事や、習い事の送迎サービスもあります。

子供向けのオンライン英会話のように、自宅で受けられる習い事に切り替えれば、移動時間そのものをなくせるでしょう。

移動時間を減らすことは、子どもの体力の負担を軽くすることにもつながります。

通う場所の組み合わせを工夫するだけで、平日の夕方にかなりのゆとりが生まれるはずです。

休んだときの振替や曜日の変更がしやすい塾・習い事を選ぶ

塾や習い事を選ぶときは、振替制度や時間の変更のしやすさも確認しておきましょう。

学校行事や体調不良で休んだときに振替ができると、予定が重なっても対応しやすくなります。

集団指導の塾は曜日と時間が決まっていることが多いのに対し、個別指導の塾は通う曜日や時間を選べるところも少なくありません。

習い事との両立を優先するなら、授業の日時を柔軟に決められる個別指導や、オンラインで受けられる塾も選択肢になるでしょう。

習い事の側でも、月ごとに回数を選べるコースや、別の曜日のクラスに振り替えられる教室があります。

入会前に、振替の条件や回数の上限を確認しておくと安心です。

体験授業や説明会では、今の習い事の予定を伝え、両立できるかを相談してみましょう。

予定に融通がきく組み合わせを選んでおくことが、長く続けるためのポイントです。

宿題に取り組む時間帯を曜日ごとに決めて毎日の習慣にする

忙しい毎日の中で宿題を後回しにしないためには、取り組む時間帯を決めておくのが効果的です。

例えば「習い事のない日は帰宅後すぐ」「習い事の日は夕食前の30分」のように、曜日ごとにルールを決めておきましょう。

時間帯が決まっていると、子どもが自分から机に向かいやすくなります。

朝の時間を使うのも一つの方法です。

夜は習い事の疲れで集中しにくい日でも、朝なら短い時間で計算や漢字の練習に取り組めるでしょう。

習い事の待ち時間や移動中に、暗記カードやタブレット学習教材を使う家庭もあります。

大切なのは、長い時間をまとめて取ろうとするのではなく、短い時間を毎日積み重ねることです。

宿題が終わったらカレンダーに印をつけるなど、続けたことが目に見える工夫も取り入れてみてください。

時間帯のルールは子どもと一緒に決めると、自分との約束として守りやすくなります。

習い事を続けるか、やめるかを決めるときの判断基準

習い事を続けるか、やめるかを決めるときの判断基準

塾の比重が増えてくると、習い事を続けるかやめるかで迷う場面が出てきます。

長く続けてきた習い事ほど、保護者も子どもも簡単には決められないものです。

習い事は技術を身につけるだけでなく、やり抜く力や自信といった非認知能力を育てる場にもなっています。

そのため、塾の時間を確保したいという理由だけで、すぐにやめると決めてしまうのはもったいないでしょう。

一方で、子どもに無理が出ているのに続けさせるのも避けたいところです。

大切なのは、子どもの気持ちと生活の様子の両方を見たうえで、家族で納得できる形を探すことといえます。

判断するときは、以下のポイントを確認してみましょう。

子ども本人がその習い事を続けたいと思っているかを確かめる

習い事を続けるかどうかを考えるとき、まず確認したいのは子ども本人の気持ちです。

子どもが好きで打ち込んでいる習い事は、勉強の息抜きや自信の源になることがあります。

ダンスやスポーツのように、仲間と目標に向かって練習を重ねた経験が、塾での勉強の粘り強さにつながる場合もあるでしょう。

反対に、なんとなく続けているだけの習い事は、塾の時間を確保するために見直してもよいかもしれません。

子どもの気持ちを確かめるときは、「続けたい?」と聞くだけでなく、その理由も聞いてみてください。

「友だちがいるから」「試合に出たいから」など、理由が分かると、続ける価値があるかを判断しやすくなります。

本人が続けたいと言っても、疲れている様子が見られるなら、回数を減らす方法を検討してもよいはずです。

保護者の「せっかくここまで続けたのに」という思いだけで決めず、子どもの気持ちを中心に考えていきましょう。

成績や睡眠、生活リズムに無理が出ていないか確かめる

子どもの気持ちとあわせて確認したいのが、成績や生活リズムの変化です。

塾の宿題が終わらない日が続いていたり、テストの点数が下がってきたりしていないか見てみましょう。

寝る時間が遅くなっている、朝起きられないといった変化は、予定が多すぎるサインです。

こうした変化が見られたら、習い事か塾のどちらかを調整するタイミングと考えてください。

ただし、一時的に成績が下がっただけで、すぐに習い事をやめる必要はありません。

新しい塾に慣れるまでの時期や、学校行事が重なった時期には、一時的に疲れが出ることもあります。

1〜2か月ほど様子を見て、それでも改善しない場合に予定を見直すとよいでしょう。

苦手な科目だけを補いたいなら、通塾の日数を増やす代わりにオンライン家庭教師で短時間教わる方法もあります。

通知表や塾の面談のタイミングに合わせて振り返ると、習慣にしやすいはずです。

やめる以外に「回数を減らす」「休会する」選択肢もある

習い事を続けるかやめるかの判断の流れ図(回数を減らす・休会するという選択肢も)

習い事の見直しは「続けるか、やめるか」の二択だけではありません。

週2回通っている習い事を週1回に減らす、短い時間のコースに変えるといった方法もあります。

休会制度のある教室なら、受験が終わるまで一時的に休むことも可能です。

休会中も籍を残しておけば、受験が終わった後にスムーズに再開できるでしょう。

ただし、休会中も会費がかかる教室や、休会できる期間に上限がある教室もあるため、事前に確認しておくと安心です。

受験学年の6年生の間だけ休み、中学生になってから再開するという家庭もあります。

プログラミングのように、オンラインのレッスンに切り替えて自宅で続けられる習い事もあるでしょう。

完全にやめてしまうと、子どもが大切にしてきた居場所や友だちとのつながりを失うことにもなりかねません。

いくつかの選択肢を並べて、子どもにとって負担の少ない方法を選んでいきましょう。

最後は子どもと話し合い、納得したうえで一緒に決める

習い事をどうするかは、保護者だけで決めず、子どもと話し合って決めることが大切です。

親が一方的に決めると、子どもが納得できず、塾の勉強への意欲まで下がってしまうおそれがあります。

話し合うときは、まず今の1週間の予定を一緒に見ながら、何が負担になっているかを確認しましょう。

そのうえで、続ける場合とやめる場合、それぞれの良い点と大変な点を伝えてあげてください。

最終的な判断を子ども自身に任せると、決めたことに責任を持って取り組みやすくなります。

低学年のうちは、保護者がいくつかの選択肢を用意して、その中から選ばせる形でもよいでしょう。

ほかにやってみたい習い事があるなら、子供に人気の習い事ランキングを一緒に見ながら話すと、選択肢が広がります。

決めた後も「やっぱり違った」と感じたら、また話し合える雰囲気をつくっておくことが大切です。

子どもが自分で選んだという実感が、塾と習い事の両立を続ける力になります。

送迎のいらない「オンライン塾」で習い事と両立する方法

送迎のいらないオンライン塾で習い事と両立する小学生のイメージ

通塾の負担を減らしたい家庭では、自宅で受けられるオンライン塾も選択肢になります。

ここまで見てきたように、両立を難しくする原因の多くは、送迎や移動、曜日の重なりといった時間の問題です。

オンライン塾なら移動がなくなるため、習い事を減らさなくても学習の時間を確保しやすくなるでしょう。

ただし、オンライン塾にも個別指導や映像授業などさまざまな形があり、習い事との相性は家庭によって異なります。

今の習い事の曜日や時間、子どもが1人で学習に取り組めるかどうかを考えながら選ぶことが大切です。

小学生が受けられるサービスは、小学生におすすめのオンライン塾で詳しく比較しています。

習い事との両立という点で見ると、オンライン塾の特徴は以下の通りです。

送迎や移動の時間がかからず、習い事の後でも受けられる

オンライン塾の大きな特徴は、自宅で授業を受けられるため、送迎や移動の時間がかからないことです。

習い事から帰ってきた後でも、そのまま自宅で授業を受けられます。

通塾の場合に必要だった往復の移動時間を、宿題や休息にあてられるのも利点でしょう。

共働きの家庭では、塾と習い事の送迎が重なる問題を解消しやすくなります。

夜遅い時間に子どもが1人で塾から帰る心配がないのも、保護者にとって安心できる点です。

講師に1対1で教わりたい場合は、オンライン家庭教師も送迎なしで受けられる選択肢になります。

習い事を優先したい曜日が多い家庭や、近くに通いやすい塾がない地域の家庭にも向いているでしょう。

ただし、自宅で授業を受けるには、パソコンやタブレットとインターネット環境が必要です。

始める前に、習い事の道具やおもちゃが目に入らない、集中できる場所を家の中に用意しておきましょう。

授業の曜日や回数を習い事の予定に合わせて調整しやすい

オンライン塾の中には、授業の曜日や時間を自由に選べるサービスが少なくありません。

習い事の予定に合わせて授業を入れられるため、曜日が重なる心配が少なくなります。

映像授業を使うタイプなら、空いた時間に視聴できるため、習い事が多い週は回数を減らすこともできるでしょう。

講師とやりとりするライブ授業や個別指導でも、振替に対応しているサービスがあります。

試合や発表会が近い時期は塾を控えめにし、終わったら塾の回数を増やすといった調整もしやすいのが利点です。

ただし、時間を自由に選べる分、子どもだけでは学習を後回しにしてしまうことも。

学習の進み具合を保護者が確認できる機能があるか、入会前にチェックしておくと安心です。

短い時間で取り組める教材を探すなら、小学生向けのタブレット学習教材も比べてみてください。

授業の時間を固定の予定として1週間の表に書き込んでおくと、習慣にしやすくなります。

個別指導や映像授業など、子どもに合った学び方を選べる

オンライン塾には、講師と1対1で学ぶ個別指導、映像授業、タブレット教材など、さまざまな学び方があります。

習い事との両立を考えるなら、子どもの性格や目的に合わせて選ぶことが大切です。

決まった時間に講師と学ぶ方が続けやすい子どもには、個別指導やオンライン家庭教師が向いています。

自分のペースで進めたい子どもなら、空き時間に取り組めるタブレット学習も選択肢になるでしょう。

中学受験をしない家庭では、中学校の内容まで続けて学べるサービスを選んでおくと、進学後に塾を探し直す手間が減ります。

中学生向けのサービスは、中学生におすすめのオンライン塾で紹介しているので、あわせて確認してみてください。

多くのサービスに無料体験があるため、習い事の予定と合うかを実際に試してから決めると安心です。

体験の際は、子どもが楽しそうに取り組めているかも、あわせて確かめておきましょう。

塾と習い事の両立に関するよくある質問

塾と習い事の両立について、保護者からよく寄せられる質問に回答します。

両立の悩みは、習い事の数や曜日の組み方、子どもの疲れなど、家庭によってさまざまです。

ただ、どの悩みにも共通しているのは、1週間の予定にゆとりがあるか、子どもが納得して取り組めているかという点でしょう。

また、子どもの年齢や性格によっても、ちょうどよい予定の量は変わります。

きょうだいで同じ習い事をしていても、片方は余裕があり、もう片方は疲れているということも珍しくありません。

ほかの家庭と比べすぎず、わが子の様子を基準に考えることが大切です。

決まった正解があるわけではないため、ここで紹介する考え方を参考に、子どもの様子に合わせて調整していってください。

通塾の負担が悩みの中心なら、小学生向けのオンライン塾で通い方そのものを変える方法もあります。

迷ったときは、塾や習い事の先生に家庭の事情を伝えて相談してみるのも一つの手です。

習い事はいくつまでなら塾と無理なく両立できますか?

習い事の数に決まった上限はありません。

両立できるかどうかは、数よりも1週間の予定にゆとりがあるかで判断するのがおすすめです。

目安として、平日に何も予定のない日が1日以上あり、宿題をする時間と十分な睡眠時間を確保できていれば、無理のない範囲といえるでしょう。

反対に、習い事が1つでも、塾の日と重なって送迎や宿題が回らないなら見直しが必要です。

中学受験をする場合は、高学年になるにつれて塾の時間が増えるため、習い事の数を絞る家庭が多くなります。

ほかの家庭がどんな習い事を選んでいるかは、子供に人気の習い事ランキングも参考にしてみてください。

数を決めるより、子どもが楽しめているか、疲れすぎていないかを定期的に確認することが大切です。

学期の初めなど、予定が変わるタイミングで見直すようにしましょう。

塾と習い事が同じ日に重なっても子どもは大丈夫ですか?

時間に余裕があれば、塾と習い事を同じ日に入れても問題ありません。

むしろ、予定を同じ日にまとめることで、何もしない日をつくりやすくなるというメリットもあります。

ただし、習い事の後に塾がある日は、子どもが疲れて集中しにくくなりがちです。

間に軽食をとる時間を用意したり、ダンスや水泳など体を動かす習い事は塾の後ではなく前に入れたりするなど、順番を工夫してみましょう。

夕食や寝る時間が遅くなりすぎないかも確認しておきたいポイントです。

移動の合間に宿題を少し進めておくと、帰宅後の負担を軽くできるでしょう。

同じ日に入れるのがつらそうなら、オンライン塾に切り替えて移動時間を減らす方法も考えられます。

子どもの様子を見ながら、曜日の組み合わせを調整していってください。

子どもが「習い事も塾も疲れた」と言ったらどうすればいい?

子どもが疲れを口にしたときは、まず話をよく聞いてあげることが大切です。

「何が一番大変なのか」「どの曜日がつらいのか」を具体的に聞くと、見直すべき予定が見えてきます。

疲れの原因が予定の多さなら、習い事か塾の回数を一時的に減らすことを考えましょう。

勉強が分からないことが原因なら、オンライン家庭教師などで分からないところを個別に教わる方法もあります。

すぐにやめるかどうかを決めるのではなく、休息日を増やして様子を見るのも有効です。

「疲れた」と言えたこと自体を受け止め、頑張っていることを認める声かけも忘れないようにしましょう。

しばらく休んでも疲れが続くようなら、学校の先生や塾の先生にも相談してみてください。

体調の変化が気になるときは、かかりつけの医師に相談するのも安心です。

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