昨今、小学校でも必修化になるプログラミング教育への関心を深める保護者が増えています。
プログラミング学習では「問題解決能力」「論理的思考力や創造力」「ITサービスや技術への理解力が向上」などの能力を育成します。将来を見据えると、身につけておきたいスキルの1つなのでプログラミングスクールを検討する方も多いでしょう。
本記事は子供におすすめのプログラミングスクールをわかりやすく解説しましたので、参考にしてください。
子供向けプログラミングスクールおすすめ5選!徹底比較
子供向けプログラミングスクールは、学習内容や予算に合わせて選びましょう。プログラミングスクールといっても、教室によって特徴は異なります。何に力を入れているのか、目的に沿っているか考えると納得できるプログラミングスクールを選ぶことができます。
ここからは、厳選した下記5つの子供向けプログラミングスクールを紹介します。
お子様がプログラミングスクールの受講を検討している保護者の皆様、ぜひ参考にしてください。
Tech Kids School

月謝 | 19,000円(税別) |
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教材費 | 2,000円(税別) |
対象学年 | 小学校1年生〜中学校3年生 |
受講回数 | 年間36回 |
1コマ当たりの時間 | 120分 |
本格的にプログラミングを学びたい小学生におすすめしたいのが「Tech Kids School(テックキッズスクール)」です。
Tech Kids Schoolの特徴をまとめると次の通りです。
- IT企業のサイバーエージェントが運営する子供向けプログラミングスクール
- 小学生でも大人と同様のゲーム・アプリ制作ができる
- 対面指導もオンライン指導もできる
- イベントやプロジェクトも多数展開している
Tech Kids Schoolでは、Scratchのようなビジュアル言語に加え、SwiftやC#などのプログラミング言語でのゲーム開発を学べます。また、デザインに興味がある小学生はIllustrator・Photoshopを使用して、高度なデザイン制作ができるのでおすすめです。
対面だけでなくオンラインでの指導があるので、送迎の問題から子供へのプログラミング教育を諦めていた保護者も、高いスキルプログラミング教育を受けさせることができます。
国内最大級の小学生向けプログラミングコンテストを、定期的に開催しているのもTech Kids Schoolの特徴です。
子供が自分の作品を人前で発表し、評価を受けるという体験ができるので、思考力だけでなくアウトプット力も身につけることができる子供向けプログラミングスクールになります。
Tech Kids Schoolの対象年齢は「小学校1年生から中学校3年生」ですので、できるだけ早めにTech Kids Schoolで高度なプログラミング教育を受けると良いでしょう。
Tech Kids Schoolの公式HPへヒューマンアカデミージュニア

月謝 | 10,890円(税込) |
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教材費 | 44,000円(税込) |
対象学年 | 年中~中学生 |
受講回数 | 月2回(1年間) |
1コマ当たりの時間 | 90分 |
※プレプライマリーコースの場合です
プログラミング学習に不安のある子供も始めやすいのが「ヒューマンアカデミージュニア」です。
ヒューマンアカデミージュニアの特徴は「オリジナルの学習」になります。
- 日本全国200以上のプログラミング教室と提携して運営する子供向けプログラミングスクール
- 子供の興味が湧く学習カリキュラムを確立している
- 上級になるとプログラミング言語による開発もできる
ヒューマンアカデミージュニアは、東京・大阪・札幌・仙台・名古屋・福岡などに教室がある子供向けプログラミングスクール!ヒューマンアカデミージュニアならではの「ロボット教室」では、毎月一体のロボット制作を通して、子供の達成感や成功体験を促しています。
ロボット教室に加え、科学教室にも力を入れるヒューマンアカデミージュニアは、子供が自ら取り組む学習カリキュラムを確立。プログラミング学習が初めての子供でも、ゲーム感覚でプログラミングに触れることができるので抵抗なく通い続けることができます。
ベーシックコースからミドルコース、アドバンスコースへとスキルをあげていくことで、プログラミング言語を使った開発にも着手できるようになるので、ステップアップも楽しめる子供向けプログラミングスクールです。
ヒューマンアカデミージュニアの公式HPへロボ団

月謝 | 12,800円(税込) |
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教材費 | 11,000円(税込) |
対象学年 | 5歳〜12歳 |
受講回数 | 3回/月 |
1コマ当たりの時間 | 50分 |
2021年度プログラミング教室顧客満足度調査で「最優秀賞受賞」を受賞しているロボ団は「子どもの好きを学びに!」をテーマにしている子供向けプログラミングスクールです。
ロボ団の特徴は、主に下記の5つです。
- ロボット教材の購入が不要
- ペアラーニングを学ぶことができる
- 成功体験ができる
- アプリで学習管理ができる
- 言語Pythonを学ぶことができる
「ロボ団」の名前の通り、ロボット学習に力を入れているロボ団では、ロボットを教室で貸し出ししているので購入負担を抑えることができます。また、子供2人で一体のロボットを使用する「ペアラーニング」を取り入れているので、協力して課題解決するスキルを身につきます。
現代、なかなか個々の能力に順位をつけることが困難になる中でも、ロボ団は定期的な参観や成果発表会を行う教室です。順位が見えることで子供は競い合うことの重要性も感じることができ、さらに成績で評価されることに満足感を得ることができるのも、ロボ団の目的の一つになっています。
自宅でも使える「クイズ機能」で、レッスン時間以外でも学習効果を高め、子供のスキルに合わせてプログラミング言語Pythonの学習に繋げていきます。
Pythonは「Facebook」や「YouTube」の開発にも採用されており、将来的にも期待されているプログラミング言語の一つなので、将来を見据えて高いスキルのプログラミング学習を期待する人にもおすすめのプログラミングスクールです。
ロボ団の公式HPへQUREO

月謝 | 9,900円〜(税込) |
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教材費 | – |
対象学年 | 小学生2年生〜高校生 |
受講回数 | 月4回 |
1コマ当たりの時間 | 60分 |
マイクラ(教育版マインクラフト)教材でプログラミングを学ぶことができる「QUREO(キュレオ)」は、子供からも人気の子供向けプログラミングスクールです。
日本全国で2,800以上の教室がある「QUREO(キュレオ)」の特徴は下記になります。
- マイクラ(教育版マインクラフト)教材で学べる
- パソコンやタブレットの機材を購入する必要がない
QUREO(キュレオ)の最大の特徴は、小学生の子供にも人気のマイクラ(教育版マインクラフト)教材でも学べる点です。馴染みのあるゲームを使用することで、抵抗なくプログラミング学習を進めることができます。
もちろん、ゲームを楽しむだけではありません。QUREO(キュレオ)は子供のスキルに応じて2つのコースで、プログラミング学習をおこないます。
初級コース | 教育版マインクラフトやオリジナル教材QUREOで学ぶコースで、視覚的にプログラミングの基礎を学び、最終的には自分で本格的なゲーム作成をおこなう |
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中級コース | プログラミング言語・JavaScriptの本格的な開発の基礎を学ぶコースで、ホームページやゲーム開発などで使われるプログラミング言語・JavaScriptの本格的な開発の基礎を学ぶ |
それぞれのスキルに合わせてコースを選ぶことができるので、子供の向上心を高めることができるのもQUREO(キュレオ)の特徴です。また、QUREO(キュレオ)は教材費が一切必要なく、授業1回の受講料金が他のプログラミングスクールと比較しても安くなります。子供がプログラミング学習にどの程度、興味があるのか分からないから入会に躊躇する方にもおすすめの子供向けプログラミングスクールです。
QUREOの公式HPへスタープログラミングスクール

月謝 | 14,300円(税込) |
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教材費 | 6,600円(税込) |
対象学年 | 年長・小学生~中学生 |
受講回数 | 「ScratchⅠ」基礎1 全20回 「ScratchⅡ」基礎2 全20回 「ScratchⅢ」応用1 全20回 「ScratchⅣ」応用2 全20回 ※各コース20回、週1回程度で6か月ごとのカリキュラム |
1コマ当たりの時間 | 90回 |
※Scratchプログラミングコースの場合です
スタープログラミングスクールは、パソコンの市民講座を提供する株式会社チアリーが運営するプログラミングスクールです。
そんな、スタープログラミングスクールの特徴は下記の通りです。
- 一人一人に最適なカリキュラムを用意している
- 女性講師が多いので女の子の生徒も多い
スタープログラミングスクールではさまざまなコースを提供しています。
コース名 | 対象年齢 | 学習内容 |
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キッズプログラミング | 小学1年生~小学4年生 | タブレットアプリのタッチ操作で命令ブロックを組み合わせてプログラミング学習を進める |
Scratchプログラミング | 小学3年生~中学3年生 | レッスン映像で習得したプログラミングの知識をもとに、オリジナル作品を企画、プログラミングし、発表する |
プログラム研究 | 小学3年生~中学3年生 | 「エクストラ」新カリキュラムのひとつ、アイディアを考える発想方法やプログラムの新しい手法を学ぶ |
ロボット研究 | 小学4年生~中学3年生 | SONY「toio(トイオ)」を使っての作品づくりに取り組みむ |
グループワーク | 小学4年生~中学3年生 | これまでより規模の大きいプログラム開発をグループで行うことで、高いスキルの定着を目指す |
スタープログラミングスクールは、プログラミングの技術習得だけを重要視せず、課題解決力や企画創造力、情報伝達力、プレゼンテーション力などのスキルの習得が期待できます。
女性の講師も多いので、小学校低学年の女の子にも人気の子供向けプログラミングスクールです。
スタープログラミングスクールの公式HPへ2020年から小学校はプログラミング教育が必修化に
2020年度から小学校のプログラミング教育が必修化され、プログラミング学習の注目度や認知度も高まってきています。プログラミング学習ではプログラミングのスキルだけでなく、論理的思考力やコミュニケーション能力、協調性などさまざまな力を養えるため本格的にプログラミング学習を意識する保護者の方が増えているのが現状です。
小学校入学前からプログラミング教育を始めよう

プログラミング学習は今後学校の授業でも行われるため、小学校入学前から始めることをおすすめします。その理由は、プログラミング学習に遅れないためではなく、より高度なプログラミングのスキルを身につけるためです。
プログラミング学習といっても、学びの中で得られるスキルは多岐に渡ります。学校の授業でも必修化になるのであれば、プログラミング学習で得られる多くのスキルは小学校から身につけておく方が将来の可能性を広げることができます。
また、子供の見えなかった才能を伸ばすきっかけにもなるでしょう。現代、小学生のスマホ利用が問題視されていますが、それだけ子供は容易にデバイスを操作します。そのスキルをプログラミング学習で生かすことができると、将来に大きな期待ができる子供に育てることができるのです。
子供向けプログラミングスクールに関するよくある質問
子供向けプログラミングスクールによくある質問に回答します。
子供に何歳からプログラミングスクールを受講させるべき?
一般的には、小学1年生(6~7歳)からの受講がおすすめとされています。この年齢になると、マウス操作やキーボード入力などの基本的なPCスキルが身につき始め、簡単なビジュアルプログラミング(例:Scratch)もスムーズに扱えるようになります。
ただし、最近では未就学児(4~6歳)向けに、タブレットを使った直感的な学習やロボット教材を使うコースも増えており、遊び感覚で楽しく学べる環境が整ってきています。お子さまの興味や発達段階に応じて、無理なく始められるタイミングを選ぶと良いでしょう。
子供向けプログラミングスクールは何歳まで受講できるの?
多くのプログラミングスクールは中学生〜高校生までを対象としています。小学校低学年から始めたお子さまは、学年が上がるごとにより高度なプログラミング言語(PythonやJavaScript、Unityなど)やアプリ開発、ゲーム制作、AIなどの専門的な内容へとステップアップしていくことができます。
高校生向けには、IT系進路やプログラミングコンテスト対策に特化したコースも用意されていることがあり、継続して学ぶことで将来の選択肢が広がります。
子供向けプログラミングスクールは初心者でもついていけますか?
はい。多くの子供向けプログラミングスクールでは、まったくの初心者でも安心して取り組めるよう、工夫されたカリキュラムが用意されています。特に低学年の子どもたちには、難しいコードを書くのではなく、ブロックを組み合わせて動作を作る「ビジュアルプログラミング」を用いることが一般的です。
また、ゲームを作ったり、ロボットを動かしたりすることで、遊びながら自然に論理的思考力を養えるのも特徴です。講師のサポートも丁寧で、一人ひとりの理解度に合わせて進められるため、初めてでも無理なく学習を続けられます。
子供にはオンラインと通学ではどちらがおすすめですか?
それぞれにメリット・デメリットがあり、お子さまの性格や家庭の状況によって検討しましょう。
通学型は対面で講師から直接指導を受けられるため、集中しやすく、コミュニケーション力も自然と養われます。一方、オンライン型は自宅で受講できるため送迎の手間がなく、地方在住でも良質なレッスンが受けられるのが魅力です。最近は双方向型のオンライン授業も増えており、講師とのやり取りも充実しています。
どちらを選ぶにしても、体験授業を通じて相性を確認することが大切です。
子供向けプログラミングスクールはパソコンの準備は必要?
オンライン受講の場合、パソコンやタブレットの用意はほぼ必須です。推奨されるスペックやOS、必要なソフトウェアはスクールごとに異なるため、事前に確認するようにしましょう。
一方、通学型スクールでは教室に設備が整っているケースが多く、端末を自宅で準備する必要はありません。ただし、自宅でも復習や自習をする場合は、学習環境を整えておくことが望ましいです。小学生でも操作しやすいPCが各メーカーから販売されているので、初めての1台として検討する価値はあります。
プログラミングを学ぶことでどんな力が身につきますか?
プログラミングを通じて、子どもたちは「論理的思考力」「問題解決能力」「創造力」「集中力」など、21世紀型スキルと呼ばれる重要な力を自然と身につけていきます。例えば、思い通りに動かないプログラムの原因を考え、何度も試行錯誤するプロセスは、粘り強さや自己解決能力を高めることにもつながります。
また、完成した作品を発表したり共有したりする中で、自己表現力やコミュニケーション能力も育まれます。単なるITスキル習得にとどまらず、将来の進学・就職にも役立つ基礎力が養われるのが大きなメリットです。
子供向けプログラミングスクールの費用はどれくらいかかる?
費用はスクールの運営形態(通学型・オンライン型)、授業回数、講師の質、教材の内容などによって異なりますが、目安としては月額10,000円〜20,000円程度が一般的です。
中には1回あたり数千円で受講できるスクールもありますが、本格的なカリキュラムを提供する教室ではやや高額になることもあります。加えて、入会金や教材費、ロボットやPCのレンタル費が発生する場合もありますので、事前に料金体系をしっかり確認し、トータルの費用感を把握しておくことが大切です。